2021.12.10
普通の人生って素晴らしい
普通の人生は素晴らしい!
「私の人生(経歴)はごく普通だから、本なんて作れないでしょう…」とおっしゃる方がいらっしゃいます。
今回はこの「普通の人生」とは何なのか…を考えてみたいと思います。
そもそも自分史とは
『自分史』とは、普通(平凡)に暮らしてきた人が、自身の生涯を書き綴ったものと言われています。
- 自伝・自叙伝との違い
- 『自伝・自叙伝』の一つではありますが、『自伝・自叙伝』はどちらかというと、歴史をつくった人やビジネスやスポーツなどで素晴らしい実績・業績を上げた人が書くようなイメージで、『自分史』は一般の人が、ごく普通の自分の人生を振り返って書くものです。
作る目的も多少異なり、『自伝・自叙伝』は、書店などに並び多くの人に読んでもらうこと・収益を上げることなどが第一前提となりますが、『自分史』は、家族や親しい友人などの身近な人にプレゼントして、読んでもらうこと・残してもらうことが最大の目的となります。
最近では、この「個人による『自分史』づくり」が、シニア世代を中心に関心が高まっています。
家族が親御さまに本を作るサービスを薦める・プレゼントするということも多いようです。
普通の人生は素晴らしい&みんな人生の主人公
私の父をはじめ何人かの方々に、「自分の人生は普通だから、大したエピソードなんてないよ…」と言われてきました。
確かに、波乱万丈な人生の方が、読んでいて面白いと思わせるかもしれません。
映画や小説のような激動の人生を送ったという方であれば、「是非、その人生を本にしてください!」と言いたいところですが、実はその様な方はなかなかいません。
ほとんどの方が、日々の生活・暮らしの中で、仕事や家庭・自分自身の健康などの様々な問題に直面し、それぞれの立場や考えの違いなどに葛藤を抱え、たくさんの苦労をしながらも、自らの役割を全うされているのではないでしょうか。
そしてその日常の中で、誰かの優しさに触れたり、ささやかな喜びがあると、「なんだか幸せだなぁ」と感じる…。少なからず、私の家族や周りの人たちはそういった人生を送っている様に思います。
これを『普通の人生』と言うのなら、私は『普通の人生』って素晴らしいな!と思うのです。
また、普通の人生を送ったと思われていても、一人一人の人生は唯一無二で、誰しもが『それぞれの人生における主人公』です。
様々な苦労や葛藤に対して、挑戦や努力をされてきたことなどが、その人自身の魅力・素晴らしさに繋がっています。
そしてその人生・日常の中で、喜び・幸せを感じることがある(あった)なら、その気持ち・想いを大切にしてほしい!忘れないでいてほしい!家族に伝えてほしい!と私は考えています。
誰しもみんな、人生の主人公です!
幸せはいつも自分の心が決める!
ここまで個人的な見解を書きましたが、『素敵な人生』『普通の人生』に”定義”はありません。
詩人で書家である相田みつをさんの言葉に、「幸せはいつも自分の心が決める」と言うものがありますが、まさにその通りではないでしょうか。
つまり「幸せは自分の見方・考え方次第である」と言うことですね。
今回のまとめ
と言うことで、今回は以下の様にまとめたいと思います。
自分史などの『本』を作ることにおいては…
- 波乱万丈な人生も良し!
(そのお話をご家族などに是非伝えてください) - ごく普通の人生も良し!
(日常に転がる幸せを是非大切にしてください) - 失敗続きの人生だって良し!
(心持ち次第です。きっと大丈夫!私も同じです)
です(ちょっと無理やり感もありますが…)。
皆さんが「普通の人生だから…本なんて作れない」と思わずに、「普通の人生だからこそ…日々の幸せをしっかり感じて、その思い出を本にまとめて・カタチに残して・誰かに伝えたい!」と思っていただけたら、とっても嬉しいです。